CSVファイルの操作
CSVファイルは、データをコンマ区切りで保存するための最も一般的な形式です。Pythonには、csv
モジュールが用意されており、これを使用して簡単にCSVファイルを操作することができます。
import csv
with open('data.csv', newline='') as csvfile:
reader = csv.reader(csvfile)
for row in reader:
print(', '.join(row))
上記のコードは、data.csv
というCSVファイルを読み込み、その内容をコンソールに出力しています。csv.reader
を使用することで、各行をリストとして取得できます。
JSONファイルの操作
JSONは、データを簡潔かつ人間にも読みやすい形式で保存するための方法です。Pythonでは、json
モジュールを使ってJSONファイルを読み書きすることができます。
import json
# ファイルの読み込み
with open('data.json') as json_file:
data = json.load(json_file)
print(data)
# ファイルへの書き込み
with open('output.json', 'w') as json_file:
json.dump(data, json_file, indent=4)
最初の部分では、data.json
というファイルを読み込んでおり、次の部分では、同じデータをoutput.json
という新しいファイルに書き出しています。json.load
とjson.dump
を使用することで、これらの操作を簡単に実行できます。
XMLファイルの操作
XMLは、データを階層的に構造化するための形式です。Pythonでは、xml.etree.ElementTree
モジュールを使ってXMLファイルを操作できます。
import xml.etree.ElementTree as ET
# ファイルの読み込み
tree = ET.parse('data.xml')
root = tree.getroot()
# データの出力
for child in root:
print(child.tag, child.attrib)
このコードは、data.xml
というXMLファイルを読み込んで、そのルート要素を取得し、各子要素のタグ名と属性を出力しています。ElementTree
を用いることで、XMLドキュメントの解析が容易に行えます。
まとめ
このように、PythonはCSV、JSON、およびXMLファイルの操作を非常に簡単に行える強力なツールを提供しています。さらに各モジュールを使いこなすことで、さまざまなデータ形式に対応することが可能です。Pythonの標準ライブラリを活用し、効率的なデータ処理を実現しましょう。
詳細な情報については、CSVモジュールのドキュメント(外部リンク)や、JSONモジュールのドキュメント(外部リンク)、およびElementTreeモジュールのドキュメント(外部リンク)をご覧ください。